小さい「っ」は促音、そして小さい「や」「ゆ」「よ」は拗音と言います。
この促音と拗音、小学校1年生の1学期後半(7月頃)で書き言葉として習うのですが、つまずきポイントなんですよ!
普段のお喋りの中では、自然に使っている促音。
「なっとう」「サッカー」「ロケット」「たのしかった~」など会話の中では使えていても、いざ書くとなると、聞こえない音の促音は、いったいどこに書くんだ??と混乱するお子さんが多くいます。
この記事では、そんな促音の教え方とポイント、私が活用しているおすすめの手作り教材もご紹介します。
記事の最後には、おすすめの市販されているワークも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
↓この記事を書いたのはこんな人
言葉を育むお手伝いをする言語聴覚士。「てんとう虫の子育てブログ」でおうち学習に役立つ手作り教材・おもちゃ等を発信中。
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促音「っ」は、どこにあるかな?
会話の中で、自然に使っている促音。
文字に書いてみると、どこにあるのか分からなくなる子は多いです。
特に、書き言葉で小さい「っ」を飛ばしてしまう場合は、小さい「っ」が音として存在していることに気付いていなかったりするので、
小さい「っ」が、ここにあるんだよ~ということを学習するための、遊びや教材を紹介します。
「ねっこ」→〇●〇など記号に置き換えて学習。
まず文字ではなく、「ねっこ」だとしたら「〇●〇」というように、記号に置き換えて学習してみましょう。
百均で購入できるシールを活用したり、マグネットにシールを貼っても良し♪
上の写真のように、促音の所は色を変えて、分かりやすくしてください。
ねこは?→「〇〇」、じゃあ「ねっこは?」→「〇●〇」というように、〇と●を動かしてもらうクイズ形式にすると楽しめます。
下の例のように、同じ言葉に促音が入るとどう変わるかというのを、読みながら体感してみたりするのもお勧めです。
<例>
- ねこ と ねっこ → 〇〇 と 〇●〇
- まくら と まっくら
- まと と まっと
- なつ と なっつ
- まち と まっち
その次は、3~4文字で最初に促音がくる単語に挑戦!「コップは、どうなるかな?」と質問して、〇●〇カードを操作する形で答えてもらいます。
<例>コップ、ラッコ、ラッパ、ベッド、切符、切手、ヨット、だっこ、ラップ、しっぱい、木琴
最初に促音がある単語が分かるようになってきたら、難易度アップ!「ブロッコリー」「パイナップル」など真ん中に促音がくる単語に挑戦してみましょう。
<例>トラック、スコップ、ロケット、ブロック、ロボット、スリッパ、すみっこ、コロッケ、ブロッコリー、パイナップル
促音・拗音はどこにあるかな?クイズ
こちらは私が活用している、100均で購入できる木製の洗濯ばさみを使った手作り教材です。
twitterより引用→小さい「つ・や・ゆ・よ」はどこにあるかな?
【拗音・促音・のばす音はどこだ?】
— てん /言語聴覚士/ (@tenblo10) July 27, 2023
小さい「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」は、
どこにあるかな?
ブロッコリーなど「っ」が真ん中にあると分かり辛くなり、小学1年生のつまづきポイントでもあります。
音がいくつあるかに注目しながら、クイズで覚えよう! pic.twitter.com/DwN3JNcmAw
じゃんけんグリコ
じゃんけんをして、グーならグリコ、チョキで勝ったらチョコレイト、パーで勝ったらパイナップルと、その音の数だけ進めるという遊び。
これを、グーなら「ロボット」などに変えてみると、小さい「っ」を意識しながら楽しく遊べます。
促音・拗音・長音を学べるオススメのドリル
私のおすすめは、こちら↓
ことばの教室発の、教材プリント集。
音の数に注目して学習できるプリントが沢山あるので、とても良い教材です。
まとめ
促音・拗音・長音は、習ったからといって、すぐにできるようにはなりません。
子どもが自分で書いてみたり、体感してみたりを繰り返して、徐々に定着していきます。
少しでも楽しく学習できるよう、遊びを取り入れながら学びましょう♪
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